傷だらけの悪魔 区別編(29~39話) 感想

約 8 分


区別編(29~39話) 感想

区別編 登場人物

葛西 舞・・・いじめっ子グループからいじめられっ子に立場が逆転した女の子。宿泊研修中、藤塚優里亜らに押入れに閉じ込められアクシデントで失禁した。

小田切(玖村) 詩乃・・・舞のグループに中学時代虐められて転校した女の子、高校で再び舞と同じクラスになり復讐を誓う。

藤塚 優里亜・・・クラスの女ボスみたいな人、転校生の舞を最初は自分のグループに入れようとしていたが、「過去小田切さんを虐めていたこと」「友達の静を泣かせて謝らなかったこと」から舞を虐めの標的にする

近藤 千穂・・・中学時代に静が虐められているのを何もできずに「声だけかけていただけだった」ことをずっと気持ちの中でひきずっていたが、舞虐めを目の前にして相変わらず何もできずにいる。

名取 静・・・子供っぽくて中学時代虐められていたが、優里亜の仲間に入れてもらうことで助けられたので優里亜に感謝している。「声をかけてくれていただけ」の千穂のことも好き。

黒木 唯・・・ここまでのストーリーでは「イケメン」以外の情報は無い。男子の主要キャラクター。

大瀬戸 翠・・・舞のクラスの若い担任の女教師、担任になったのも初めてだし経験がいろいろ足りない。生徒には「翠ちゃん」と呼ばれて好かれているような舐められているような立ち位置。

優里亜には好かれているようなやり取りがある。詩乃を「おとなしくて真面目な子」と思って信頼している。

山本 萌菜・・・中学時代に静を虐めていた、ぶりっ子気味で女子には好かれていない。優里亜と仲が良くない。

区別編(29~39話) あらすじ

遅疑 (29話) あらすじ

「あたしが二人を守らなければ だから迷いを見せてはいけない」と優里亜のモノローグから始まります。

二人とは恵那と静、迷いとは「失禁をしてしまった葛西さんに同情してしまったこと」だと思われます。

 

宿泊研修の夕食のシーン、舞は一人でだまってご飯を食べている。隣に座っている千穂は隣の子(美波)としゃべっている。

美波の隣に座っている優里亜が舞の様子を見て「ほとんど食べていない」と思っている。

夕食が終わりレクレーションが始まるが舞は体調不良を理由に部屋に戻ってしまう。

レクレーションを前に一人で自動販売機コーナーで考え込む優里亜。

「漏らしたのは可哀想だと思った」

「閉じ込めたのは完全にやつ当たり」

※直前に親からスマホにメールが届いてイライラしていた

「一番最初は仲間に入れてあげようと思ってた、転校生だし・・・東京から来たんじゃ浮くかもしれないし」

・・・と、回想しながら

「元々葛西にきつくあたったのは、葛西がやったことの報復・・・というはっきりした目的がある、でも今日のことはそうじゃなかった、あたしの個人的な気分の浮き沈み、それが原因、本来の目的とは違う」

「さあ、どうしたものかな。」

内幕 (30話) あらすじ

優里亜はレクレーションのクイズ大会でグミをもらって部屋に戻る。

部屋では舞が窓の外を見て背中を向けて黙っている、そのまま優里亜、静、恵那はお風呂(大浴場)へ向かう。

優里亜はお風呂につかりながら「今回のことだけは謝るかどうか決めなくちゃ」と悩む。

静はお風呂の後に千穂を見つけて走って行き、千穂に「ちょっと来て」と腕を引く。

区別 (31話) あらすじ

「千穂ちゃんに内緒のお話があるから」と人気のないベランダへ千穂を連れ出す静。

話の内容は「静がゆりちゃん(優里亜)に千穂ちゃんに優しくしてってお願いするから安心して!」という千穂が心配してないようなこと。

千穂は「藤塚さん(優里亜)のやってることはただの虐めなんだよ」と声を上げる。

静の論点は

  • そんなこと言うのは千穂ちゃんだけ
  • ゆりちゃんは私(静)のヒーロー
  • 静はゆりちゃんを選ぶよ

最後の「静はゆりちゃんを選ぶよ」はゆりちゃんと誰を比較してるのかはハッキリわからないが

静が千穂にそれほどキツいことを言うとも思えないので、おそらく静の心の中では「葛西さんとゆりちゃんならゆりちゃんを選ぶよ」で

千穂の心の中では「千穂ちゃんとゆりちゃんならゆりちゃんを選ぶよ」なんだと思う(実際比較したらそうなるのも間違っていない)

「ごめんね」とセリフが書かれているが、これも誰のセリフなのかは書かれていない。

「ゆりちゃんを選んでごめんね」(静)にも読めるし

「中学の時に助けてあげられなくてごめんね」(千穂)とも読める※会話の中に「中学の時にゆりちゃんだけが静を助けてくれた」というセリフがある

 

場面は変わって、部屋に戻ってる優里亜が相変わらず部屋の外を見ている舞の背後に近づく。

静はゆりちゃんを選ぶよ

立場 (32話) あらすじ

舞のモノローグで始まる

「正直に言おうか?超惨めよ」

 

夕食後みんながレクレーションをしてる時間に部屋で一人でいる舞。

過去の回想 「私は運が良かっただけだった」と思う。

意地 (33話) あらすじ

誰もいない部屋で「最初にひたすら謝っておけばな・・・」と考えてる舞。

詩乃への怒りがこみあげたり、納得できない感情が胸の内を巡る。

齟齬(そご) (34話) あらすじ

優里亜らにされたことを先生に言ったらどうなるんだろう?

その後はどうなるんだろう?

親に言って、詩乃の親や優里亜の親にも言って、警察に行って、告訴するの裁判するの?

私また転校するの?

結局私逃げるの?

・・・とか考えている舞。

お風呂から帰ってきた優里亜が舞の背後に無言で近づいてくる(グミ持ってる)

「なんだよ後ろに立ってじーっと見て 気持ち悪っ!」と感じる舞。

舞「ねぇ、なんか用?」

振り返った舞がにらんだように感じて「なんでも」と立ち去る優里亜。

「変な同情はやめよう」と決心する。

 

部屋から出てきた舞と詩乃がすれ違う

死ねばいいのに

手紙 (35話) あらすじ

つけてきた詩乃に人気のない階段の踊り場で話しかけられる。

詩乃(夕食前と服が替わってる舞に気づいて)「何されたの?服がぬれるか汚れるか破けるか、ざぁまぁあみろ」

ビックリしてる舞を置いて立ち去る詩乃。

階段の踊り場の下の階では黒木唯が舞と詩乃の会話を聞いている。

別の場所では千穂が先生(大瀬戸翠)の部屋のドアに手紙を差し込んでいるが

その姿は山本萌菜に見られていた。

教師 (36話) あらすじ

大瀬戸翠のモノローグから始まる

「教師になって本当に良かった」

 

場面は職員室、「クラスに虐めがあります」と書かれたメモを持って教師たちが議論している。

宿泊研修中に他の教師に報告しなかったことなどを責められたり、逆に「支えますから」と励まさりしたりしながら

「こんな優しい言葉昔じゃ考えられない」と教師になる前の職場を回想する大瀬戸翠。

過去、先輩男性社員からかけられた「お前のことなんて誰も必要としてないんだよ」の言葉が頭の中で蘇る。

観察 (37話) あらすじ

職員室を出て過去の回想ばかりする翠だが、次第に「虐め」のことも考えだす。

詩乃に「みんな仲良い?」と聞いてみる。

それには「いいと思います」と答える詩乃。

内心は「もしかしたら誰かがチクったか?」と思い

「まあいいわ、せいぜい掻き乱してちょうだい」と考える。

黒煙 (38話) あらすじ

体育の時間、美波(千穂と仲良しの子)にペアで体操をするのを嫌がられて「めんどくさ」と舞

薄ら笑う優里亜。

昼食時間、ひとりぼっちで人気の無い階段に座っている舞。

涙があふれてくる。

「メンヘラってすぐ手首切るよな、あれなんでなんだろ」と考える。

背後から大瀬戸翠が見ている。

確認 (39話) あらすじ

話しかけて隣に座って「私はあなたの見方よ」と舞の手にふれようとする翠だが、舞に拒絶されてしまう。

「虐められているのは葛西さん」と確信した翠。

再度過去自分に酷いことを言った男性社員の顔がフラッシュバックしてくる。

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舞と友達になる気だった優里亜の内心とか、今更謝ったところで事態はよくならないと思ってる舞の内心とか

葛西さんの心配をしてるようで、すぐに自分の過去の回想に入ってしまう翠ちゃんの内心が描かれています。

31話(区別)で「ごめんね」と言ったのは千穂のような気がします。

静のために過去何もしなかった自分を責めていて、行動しようと決めて、先生(翠ちゃん)へ手紙を書いたのでしょうが

この先生は自分のことで頭がいっぱいで、まだ生徒のことまで気持ちが回ってない感じです。

「みんなで支えますから」と他の先生に言われて「この職場サイコー!」と思って、逆に「過去の職場サイテー!」と強く思うようになります。

まあ、葛西さんはクラスの生徒の一人にすぎなくて、「みんな大事」だとすれば「大事な生徒のうちのたった一人」でしかないのですよね。

この先生の立場だったら「葛西さんが何も言わずに転校でもしてくれたら助かる」くらいに思うものなのかもしれません。

翠ちゃんはそこまでは考えませんが。

 

35話(手紙)でようやくイケメンキャラの黒木唯が動き出します。

この回がCOMICOに掲載された当時のコメント欄は黒木唯への期待がMAXに盛り上がったのを覚えています。

このイケメンは何が目的で舞と詩乃の会話を聞いていたのか!?

葛西さんに惚れているのか!?

・・・そんな理由なら良かったんですけどね。

 

物事は全て舞にとって悪い方へ進みだします。

傷だらけの悪魔 黒木唯は見ていた

黒木唯はみていた

↑原作のこのシーン本当は詩乃はワンピースの下にタイツを履いてるので絶対にパンツは見れません

この回の連載当時のコメント欄は「ついにイケメンが動き出した!」と期待で盛り上がりましたが

数か月後には「黒木唯には失望した」「黒木唯大っ嫌い」という事態になっていくのです・・・。



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