傷だらけの悪魔 感想29 雑談編⑨ <詩乃優しいよね?>

約 4 分


COMICOで連載中の「傷だらけの悪魔」の感想です。

今回は「第96話 無知」で詩乃がお母さんに対して返事を送らなかったのは

本当に復讐なのか?を考えてみます。

詩乃曰く

詩乃(送らずに破り捨てた手紙)

あなたの望みは叶えません 

だから 私の気持ちなどあなたに伝えません 

無知なままでいてください 

淡く期待していてください 

わかりませんと言いつつ 

さしあたっての答えは出しているんですよね 

これが私のあなたへの愛で 

同時にささやかな復讐でもあるのです

この手紙意味がわからない部分がある

>わかりませんと言いつつ

何これ?

詩乃は「わかりません」って言ってないんですよね

ではそれに続く

>さしあたっての答えは出しているんですよね

答えは何なのだろうか?

「手紙を返さないこと?」「一緒に暮さないこと?」

>私の気持ちなどあなたに伝えません

これが答えなんだろうか?

1読者として意味がわからないんだけど(読解力が無いだけだったらスミマセン)

詩乃もよくわかって無いのではないか?

「何を?」

つまり

>わかりませんと言いつつ

では何を「わかりません」なのか?

この話の少し前のシーンに戻ると

河原でお母さんからの手紙を丸めて捨てた詩乃が、思い直して拾います。

詩乃「嫌いだけど捨てきれないというか なんなんでしょう?」

子供の詩乃(幻影)「その答えは」

かなり間があって

詩乃「笑っちゃうわ」

わからないのは「母への想い 感情」だと思う。

ということは?

>さしあたっての答えは出しているんですよね

さしあたっての答えとは?

・・・返事を出さないこと

(さしあたっての答えとして)愛していないこと

(さしあたっての答えとして)憎んでいること、そして復讐すること。

でも人間の本心はわからないよね?

おそらく切っても切りがたい愛情を胸に押し込めてるのでしょう、消そうとしている。

結局どうなるのかと言うと

それはいつかひょっこり出て来てしまう心なのだと思う。

「本心」って言うとまた違うのかもしれません。

人間の心は一つのことしか感じないわけではなくて、もし一つのことだけを感じるようにシンプルにできていたら

きっと心は楽になるのでしょうけど、残念ながらそうでもなくて

愛してるけど憎い許せないというのは普通にあることでしょう。

もし詩乃が復讐を完遂したとしましょう。

お母さんは「詩乃が返事をくれるかもしれない、その返事には”お母さん一緒に暮そう”と書いてあるかもしれない」と期待したままで

死んだとしましょう、老衰でいい。

長く期待だけして何もなく死んだ。

これで復讐完遂ですが、詩乃の押し込めていた方の心「おかあさんを愛してる」という心は

詩乃を責めだすでしょう。

それは呪いのようになるかもしれません。

だからこの復讐は完遂しない方がいいです。

そんなことは詩乃もわかっているのでしょう

破った手紙にも

>これが私のあなたへの愛で

と書いています。

愛の自覚はあるし、自分が後悔することもわかってるのでしょう。

だから私は96話を読みながらこう思いました

「その手紙は出しちゃダメだ」

けっこうハラハラしました(笑)

詩乃が破り捨てたのでホッとしました。

相手(お母さん)を傷つける手紙なんて相手に届かない方がいいんです。

今すぐ詩乃が答えを出す必要は無いんです、

お母さんは期待をしながら永遠に待ちぼうけをしたとしても仕方がないでしょう

だからお母さんを傷つける必要はありません。

詩乃とお母さんの関係にとどめを刺す必要なんかありません。

永遠に「私の気持ちはわかりません」でいいと思う。

詩乃が「これが私のあなたへの愛で」と書きながら送らなかったこと

「復讐のため」(待ちぼうけをさせるため)と書いてるけど

愛するお母さんを傷つけたくないとどこかで思ってるのだと思う。

「詩乃は優しいな」と私は思いました。

シュッポシュッポ 萌菜



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