傷だらけの悪魔 感想28 雑談編⑧<詩乃から舞への悪意>

約 8 分


COMICOで連載中の傷だらけの悪魔の感想です。

詩乃がここまで舞を虐めるためにとってきた行動を振り返ってみようと思います。

第3話

詩乃「ねぇ葛西さん中学どこだった?」

舞「えー?わかんないと思うけど込古学園ってとこだったよ 一貫校のわりにはバカばっかでね 遊んでばっかりだったよ」

詩乃「・・・へぇ 東京って田舎からしたら派手なイメージだな 荒れてないの?いじめ酷かったりとかさ」

舞「あ 偏見 そりゃなくはないけど、どこにでもあることじゃん そんな大したことないって」

(省略)

詩乃(おそらく聞こえない程度の小さな声で)「私と同じ 地獄を見ればいい」

舞「何か言った?」

詩乃「ううん 何でもない」

梅木官兵衛のコメント(第3話)

よくCOMICOのコメント欄で話題にのぼる第3話の舞と詩乃のやりとりですが

舞は詩乃の髪型と苗字が変わってるので「玖村詩乃」だとはわかりません。

そして「初対面の子」と思ってるので

舞「私は実はその東京で虐めをやってたんですよ、ゲヒヒ」

なんて言うわけないと思います。

もしそんな話を打ち明けるにしても、少しは仲良くなってからじゃないですか?

読者が舞を責めるパターンですが

  • 酷い虐めをしておいて忘れてるってどうよ?

忘れちゃってるものをどうしろって言うんでしょうか?

  • 酷い虐めをしておいて「大したことは無いなんて、許せない」

いきなり初対面の女の子にそんな重たい告白する人いるんですか?私はそんな人はいないと思います。

  • 反省してる様子が見えない

反省してないんだからそんな様子が見えるわけがない

私は上記赤文字のように考えます。

第5話

舞「ねぇねぇ小田切さん、東京に住んでたんだって?何で言ってくれないのー?

どこ中? 何区に住んでた?」

詩乃(おそらく聞こえてない)「バーカ」「ハーー(呼吸)」

舞「・・・小田切さん?」

詩乃「スーー(呼吸)」

詩乃「ハッ ハ・・・(呼吸)」

千翔子「しの?大丈夫!?」

詩乃「シュー シュー ハーー ハッハッハッ(呼吸)」

詩乃「ゲホッ ゴホッ(咳)」

詩乃「ごめ・・・ん 普通・・・に しようと思ったけど ハーー 無理」

詩乃「私 中学の時葛西さんに虐められていたの」この後過呼吸&咳描写

詩乃走って逃げる

舞(クラスのみんなに)「い・・・いや違くて 誤解だから ね!?」

千翔子「・・・しの 中1のとき いじめが原因で 不登校になったって言ってた 葛西さん・・・もしかしてアンタ?」

梅木官兵衛のコメント(第5話)

この回は詩乃が過去舞に虐められていたことをクラスのみんなに暴露する回です。

この回で問題にされるのは「詩乃は過呼吸の演技してるの?」ってところ

私は演技だろうと思いますが、この回(第5話)を読む限りではそうと断定できない気もします。

演技だと思う理由を書いておきます

  • 走ってる
  • 今話しかけて過呼吸起こすくらいなら、トイレや職員室での再会の方がショックだからその時に過呼吸起こすだろう

上記2点ですかね。

私も過呼吸の経験はありますけど、走れないというより、その場で机に倒れるような感覚になると思います

胸が苦しいのと、平衡感覚もおかしくなるので立ってられない。

でも、こういうストレスの症状って個人差があるので断定はできません。

トイレから帰ってくる時(第3話)に「私と同じ 地獄を見ればいい」と復讐を決意してるのが根拠と言えば根拠でしょう。

6話

舞走って千翔子から逃げる(詩乃を追う)

恵那「ねぇゆりどうするの?」

優里亜「え?」

恵那「葛西さんをうちのグループに入れるって・・・」

優里亜「あー・・・そうね・・・場合によっては仲良くしない方がいいかもしんないねぇ」

詩乃階段の踊り場で電話をしている(相手は千翔子)追って来た舞と対面

まるで息は乱れておらず「にたぁ」と笑います

舞「玖村・・・お前 やっぱり・・・玖村なんでしょ」

詩乃「あ、思い出してくれたんだ おっそーい 苗字が変わっていたとはいえ 元クラスメイトなのにさ」

舞「お前どういうつもりだよ!!」

詩乃「何のこと?わざわざみんなの前でいじめのことをばらしたこと?私は嘘はついてない

転校初日だっていうのに印象最悪だね」

舞「玖村お前・・・」

詩乃「葛西さん、アンタそれがいけないことだって私に言う資格あるの?」

詩乃「私はアンタにチャンスをあげた わざといじめの話を振って気づかせようとした

あの時気づいて一言でも謝ってくれたなら 許すことはできないけど アンタの邪魔はしないつもりだった

けどアンタは 思い出すどころか『大したことない』って言った」

詩乃「あの瞬間に心にしまって置いた恨みが沸々と湧きあがってきたの」

梅木官兵衛のコメント(第6話)

うん、まあ詩乃の過呼吸は演技でいいよね?

こんな都合のいい時だけおきる発作はないでしょう

起きた時より治まった時が不自然(舞と二人っきりになったら治まってる)

詩乃の「嘘は言ってない」って言葉は本当です。

「私 中学の時葛西さんに虐められていたの」くらいのことしか言ってないので「嘘」とは言えません、誰も”見張り”だとは思わなかったでしょうけど。

第7話

舞「い・・・いや その・・・私は たしかにうちのグループはアンタをいじめてたけど・・・

私はよくないって思ってたよ?」

詩乃「そうねアンタはただ見てることが多かった 見張りとか言ってね けどそれは良心が痛むからじゃない

いざというとき自分はやってませんって言い逃れする気だったんでしょ 私は知ってたわ」

詩乃「アンタが一歩引いたところでいじめを面白がっていたこと 私はアンタのそういう卑怯で姑息なところが すごく嫌いだった」

詩乃「赦されるなんて思うな 葛西 アンタだって同罪だ!!」

舞「・・・何様?」

ドン・・・(舞が詩乃を押す) 舞「玖村のくせに!!」

この後詩乃が優勢になって舞が頭を踏みつけられながら

舞(心の中)「私は知らなかった 自分がこんなにも 激しく恨まれていたこと」

詩乃「もう昔の私じゃないのよ 足蹴にされた気分はどう?」

舞「痛っ・・・」

詩乃「葛西さん 私はね決めたの アンタに楽しい学校生活なんて送らせない 追いつめて追いつめて

死にたくなるくらい惨めにしてあげるから 楽しみにしててよ」

詩乃「ここには、アンタの仲間はいないのよ 面倒事を避けて逃げてきたアンタが 一人でどこまで耐えれるかなぁ」

詩乃「がんばってね、葛西さん」

梅木官兵衛のコメント(第7話)

詩乃のセリフでわかることは舞は一人でいたところで詩乃には無害であることは詩乃もわかっている

舞は転校生なので友達はいないが、詩乃には友達がいるので負けることは無い

「放っておいても自分には無害だが、許してやってはムカつくので現在の優位な立場を利用して虐め返そう」

そういうことだと思います。

>詩乃「私はアンタにチャンスをあげた わざといじめの話を振って気づかせようとした

>あの時気づいて一言でも謝ってくれたなら 許すことはできないけど 

>アンタの邪魔はしないつもりだった

>けどアンタは 思い出すどころか『大したことない』って言った」

と、詩乃は言ってますけど、本気かもしれませんが本気でないかもしれません。

ただ「と思っていたけど」なんてのはゴールポストをいくらでも動かせるんですよね。

謝って欲しかったのが本心なら、舞と険悪なムードができる前に

詩乃「私、前の名前は玖村って言うんだけど・・・」

舞「あ、、、玖村」

詩乃&舞「・・・」

舞「あの時はごめんね」

面倒事を避けていたと詩乃自身が言ってる舞なので、すぐに謝ってた可能性は高いです。

めんどうくさいからね!

そうでなくても「あの時のこと謝って欲しいの」と言えば

舞「ごめんね」で終わったでしょう。

そうしなかったのは、舞に謝ってもらっては面白くないからだし、険悪なムードをつくって謝れない状況にしたかったからでしょう

その作戦にまんまとのせられてしまった舞ですが

詩乃はいつでもどこでもゴールポストを動かせる「ごく普通の虐めっ子」になっています。

理屈は通じません、ですから詩乃にのせられたことは悔やむ必要はないと思います。

ただこの7話で

詩乃→虐めっ子

舞→虐められっ子

という力関係ははっきりしました。

詩乃の力の源はクラスメイトの支持です

舞に力が無い理由は転校生だから誰も舞のことを知らないってことです。

で、まあ

長くなったのでこの辺でやめますが

詩乃は虐めっ子か?という点では虐めっ子でしょう。

集団で暴力や嫌がらせをするのが虐めです、個人vs個人なら虐めではなくてケンカです。

ただまあ、舞の頭をふみつけたりしてはいますが他に直接的に何かをしたわけではないので

「詩乃がそんなに悪いのか?」と問われたら

そこまで悪くはない気がしますよね。

ただ心の中はとても「悪い」と言えると思います。

 

弱い存在を発見した、強い自分を自覚した、相手が何を言おうとゴールポストを変えつつまるで相手(舞)が悪いかのように責め続ける

考えてることはヤンキー漫画のしょうもない不良少年と同じです。

(詩乃だけでなく舞もなんですが”しょうもない人達のお話”ってのもこの漫画の魅力だと思います)

詩乃は「許したい」「どうやったらコイツ(舞)を許せるんだろう?」って感覚を持てなかったんですから、そりゃあ悪いんですよ。

近藤さんとアレ


 


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