花房 宏子 傷だらけの悪魔 感想19 キャラクター編⑨

約 4 分


キャラクターの感想⑨ <花房 宏子>

COMICOで連載中の「傷だらけの悪魔」の感想です。

今回は「花房 宏子」

まだあまり活躍していないキャラクターですが、どことなく重要人物の雰囲気をかもしだしています。

宏子が15話で舞に言うセリフと16話で中学時代の舞が詩乃に言うセリフがほとんど同じになっています。

15話の宏子 「(省略)わざわざリスクを犯して葛西さんと仲良くするメリットある? (省略)葛西さんを助けたいとも思わない 私は何もせず見てるから 私を巻き込まないで ただ見てるだけ それの何が悪いっていうの? 葛西さんだって覚えがあるんじゃないの?」

16話の中学時代の舞 「いじめとかどうだっていいよ 自分に被害がなければ わざわざちはるにたてついて アンタを守って私になんのメリットがあるの? 「それでも助けたい」って周りに思われないアンタにも問題あるんじゃない?」

中学時代の舞も今の宏子も「見てるだけの何がいけないの?」と言います。

おそらく「見てるだけ」は普通の子供のほとんど全てじゃないでしょうか?

宏子や舞は「見てるだけ」から一歩踏み込んで「虐めに加担した」に入ったかもしれません。

それは「虐められてる子から助けを求められたのを断った」という部分です。

中学時代の舞は宏子より更に虐めへの加担度は高いと言っていいでしょう。

「見張り」をしているし「ビニール袋に入れたクモを詩乃の顔へ近づけようとしてるシーン」が漫画の中で描かれています。

「宏子も舞も同じだ」と言うのは乱暴かもしれないです、 ですが心の中は同じです「アンタを助けるメリットが私にあるの? 見てるだけの何が悪いの?誰だって自分が一番可愛いのよ」

さて、宏子は舞の「友達になって」を拒否しましたが 他のクラスの子はどうでしょうか?

「友達になって」と言われて無いだけで、やっぱりほとんどの子が拒否しそうですね。

「心の中はみんな同じじゃないか」とも言えると思います。

言い方を変えれば「虐められてるのが舞(詩乃)でよかった、その虐めが自分のところに来なければそれでいい」 と、みんな思っていて「虐められてるアンタにも問題があるんじゃないの?」のセリフの後には 「その問題については私は知らんけど」とか「その問題は今から考えればいくらでもこじつけられる」くらいのモノでしょう。

宏子は許せない子でしょうか? 他のクラスメイトは許せないでしょうか? 中学時代の舞は許せないのでしょうか? ・・・

と、「虐め許せない」と言いたくても「どこからが虐めで何をやったら許せないのか?」となかなか線引きは難しそうです。

心の中は同じ「自分に被害がなければそれでいい」であっても、「被害があっても勇気を出さないといけないこともある」と思わないといけない一線はありそうです。

それはどこなんでしょうか?

「それは宏子と舞の中間くらいにある」と解答する人もいる気がします。

つまり「舞は虐めっ子だけど宏子は違う」ってことになります。

私はそう言ってる人の中に 「舞は虐めっ子だったから虐められても自業自得だ」と言ってる人もいると思いますが、その考えは間違っているような気がします。

優里亜と舞は何の関係も無いです(舞は転校生なので)、それで「自業自得」はありえるでしょうか?

もしありえるなら優里亜がここでまた業を背負ってしまうのでは無いでしょうか?

そして私が「その考えは間違っている」と思ってしまう理由が 「結局、そんなことを言ってる人は”傍観者”でいようとしている」と思うからです。

つまり舞の「見てるだけの何が悪いの?」の問いかけにも 宏子の「見てるだけの何が悪いの?」の問いかけにも

読者「僕も見てるだけならいいと思います」というポジションを取ろうとしている。

せっかく漫画のキャラクターが問題提起してくれてるのに「あんたら正しいよ!」との認識です。

私の今の認識では 「見てるだけはダメなんだよ」「でも勇気は無い」「勇気がないことは悪いことではない」

見てるだけ=悪い

勇気が無い≠悪い

「そりゃおかしいだろ!」って言われそう(笑)

つまり「勇気が無いことで良心を痛めて苦しめ」ってことですね。

千穂ちゃんとか正しいんじゃないですか?

悩み苦しんで、解決はできない。

解決できる人なんてほとんどいないんだと思いますが、「良心」ですね。

良心は保ち続けないといけないし、良心を保つと苦しむことになる。

だから宏子も中学時代の舞も間違ってるんですよ。(と私は思います)

宗教勧誘宏子ちゃん

 



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